カーライフ

車の月額定額サブスクの自動車保険一体型がに注目。トヨタのKINTOを徹底分析

今回は、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」について徹底分析していきます。

個人なら預金残、企業もキャッシュフローが大切ですよね。

なんでも現金一括で買うのがいいというわけではありません。

こんな時代だからこそサブスクリプションやリース、ローンなどの利用率が伸びそう。

個人でもキャッシュフローを考えた生活が必要な時代。

スマホにギガ使い放題があるように、車にも乗り放題サービスあると利用シーンに合わせていろんな車に乗れていいと思う。

現在、自動車分野で提供されているサービスは以下の通り

  • サブスクリプション 定額制サービス
  • リース 長期の貸出サービス
  • レンタル 短期の貸出サービス
  • ローン 借入での所有

この中で、ローンとレンタルは昔からなじみがありました。近年急速に伸びているのが個人向けリースです。月々10,000円の広告が増えました。

サブスクリプション(以後サブスク)はというと、タイムズに代表されるカーシェアリングが先行しています。ただ個人が所有する車に関しては、まだ普及が進んでいないようです。

動画、音楽、書籍、ソフトウェア等のデジタル系サブスクサービスが急速に普及しているので今後は、非デジタル系にサブスクサービスが広がってきます。交通インフラも定額乗り放題とか検討されているのではないでしょうか。

サブスクで定額制サービスは、使えば使うほど利用者にメリットがあるということ。そういうサービス設計にならないと普及は難しいでしょう。

長年カーディーラーは、個人が所有することを前提に新車販売をしてきた。現金一括で新車を購入するとなると、200万、300万円という大きな投資であり、誰でも気軽に購入できる商品でないことは一目瞭然。顧客のすそ野を増やすためには、サブスクサービスの導入は起爆剤になるかもしれない。

個人のキャッシュフロー(手持ち資金)を大幅に減らすことなく、最新の安全性能と燃費性能をもった新車に乗れることは、中古車に比べ、トータルでのランニングコストを下げるため家計にも、環境にも優しいサービスとなると期待している。

それでは、今回はトヨタのサブスク「KINTO ONE]を徹底分析していきます。

トヨタ「KINTO ONE」

3年間1台の車を月額定額制にて乗ることができるサブスクリプション

最安値はパッソ32,780円~(ボーナス加算なし)

ボーナス月にボーナス加算額を設定することが可能
この辺りはオートローンに慣れ親しんだユーザーのための配慮だと思います。

契約期間

3年間の月額定額利用サービスで6か月契約の自動更新

中途解約金について明確になっているので非常に安心感がある。

また、免許返納や海外転勤等で使用困難などの場合は、一定条件と所定の書類を提出し手続きすることで中途解約金なしでの解約も可能です。この制度からも、普及拡大させたいトヨタの本気が見えますね。

利用車種

2020年5月時点で23車種
コンパクトカーから高級レクサスまで幅広く選べる。レクサスのラインナップが多いのは法人利用を狙っているのでしょう。

  • パッソ  月額32,780円~
  • ルーミー 月額39,600円~
  • タンク  月額39,600円~
  • RAIZE   月額39,820円~
  • ヤリス  月額39,930円~
  • アクア  月額43,450円~
  • カローラ 月額46,750円~
  • カローラツーリング  月額47,850円~
  • プリウス 月額50,710円~
  • C-HR  月額52,800円~
  • RAV4  月額63,800円~
  • ランドクルーザープラド 月額65,780円~
  • アルファード  月額69,850円~
  • ヴェルファイア 月額69,850円~
  • カムリ  月額74,250円~
  • レクサスUX  月額74,800円~
  • レクサスNX  月額86,900円~
  • レクサスRX  月額101,200円~
  • レクサスIS  月額108,900円~
  • レクサスES  月額125,400円~
  • レクサスRC  月額128,700円~
  • レクサスLX  月額198,000円~
  • レクサスLS  月額236,500円~

 

当然、税金、自賠責保険、登録手続き費用一式がコミコミ

初回車検までの契約なので、新車販売時と同等の経費が料金に含まれています。

毎年の自動車税も所有者課税となりKINTOが支払ってくれます。

任意保険(自動車保険)

従来のリースと違うのが任意保険です。

KINTO付帯の任意保険なら等級に関係なく定額。年齢や運転者の制限がないので誰でも運転できるのが魅力。万一の事故時も修理費用負担は1事故当たり50,000円で安心。

  • 対人賠償:無制限
  • 対物賠償:無制限
  • 人身傷害:5,000万円
  • 車両保険::一般保証、免責5万円(2回目以降も同様)
  • 特約:ロードサービス、レンタカー費用、弁護士費用

現在加入の自動車保険の等級はどうなるのか?

KINTOが保険契約者となるため等級の引継ぎは出来ない。

保険会社に自動車保険の中断を申し出ることにより、中断証明書というのを発行してもらうことができます。

そうすれば、将来あらたに車を所有した際に等級を引き継ぐことが可能です。こうすることで最大10年間等級を保存することが可能です。

中断証明の発行には一定の条件があるので、詳しくは保険代理店に問い合わせしてみるといいでしょう。

この保険でメリットを享受できるのはどんな人?

  • 免許取り立てで新たに車を購入しようとしている人
  • 若い人(年齢条件が低い人)
  • 子供さんが新たに車を運転するようになった家族

低い等級による割増がない

車両保険(一般保証)も付帯で、安心かつ等級ダウンを気にする必要がない。

免責金額は5万円固定なので、大抵の修理は保険で済ますことができる。

事故有係数を気にしなくてもいいのは画期的。

ただし、次回契約時にあまりに事故が多いと、保険の引き受け時に審査があるかもしれないから注意が必要。

等級が20等級まで進んでいる人は損か?

まったく事故しないと言い切れる人は保険の面だけ考えると損だと言えます。

20等級で車両保険も加入していない人の保険料金は安いです。そこに年齢制限と運転者制限を追加すれば、さらに安くなります。

でも20等級だからと言って安心とは言い切れません。

等級制度の改正で事故有係数という仕組みが取り入れられたからです。

事故有係数によって20等級といえど、そのメリットが少なくなったと言えます。

例えば前年3等級ダウンの事故を1回起こしたとします。

改正前であれば

20等級(63%割引) ⇒ 17等級(57%割引)

と影響は少なかったですが、

等級制度の改正後は

20等級(63%割引) ⇒ 17等級事故有(38%割引

となってしまいます。
改正前なら10等級(37%)あたりまで一気に落とされる条件です。

この改正以降、せっかくの車両保険を使用しない方が増えています。

そういうことを考えると、KINTOの保険システムは、非常にユーザーに優しい設計になっていると思います。

合わせてこちらの記事もどうぞ

【自動車保険】損をするかも。等級が同じでも割引率が変わる事故有係数の仕組み

メンテナンス・故障修理

新車のメンテナンスパックと基本的に同じ。
タイヤ交換は含まれていないが、パンク修理はしてくれるらしい。

新車から3年で走行距離も54,000kmというのは、
メーカー保証(3年又は60,000km走行)と同等なので、その範囲でしっかりと修理対応可能なのでしょう。

バッテリーは必要に応じて無償交換というのは安心。

点検・修理時には同等車種を代車として借りられる。

車両オプション

 

KINTOでは、パッケージとなっているオプションが選択できます。

以下はプリウスの例

ナビレス(ナビ無)パッケージ 月額+0円

  • ETC
  • オーディオ
  • フロアマット

スタンダードパッケージ 月額+2,970円

  • ナビ
  • ETC
  • フロアマット

セーフティプラスパッケージ 月額+6,600円

  • ナビ
  • ETC
  • パノラミックビューモニター付きナビレディセット
  • インテリジェントクリアランスソナー
  • カメラ一体型ドラレコ
  • フロアマット

その他オプション

  • サイドバイザー
  • 盗難防止機能付きナンバーフレームセット
  • アクセサリコンセント
  • リモートスタート
  • 寒冷地仕様
  • 冬タイヤ
    タイヤとホイールセットが一台分付きます。シーズンの履き替え年2回分も付いてきます。ただし車両返却時に一緒に返さにといけません。KINTOのサービスが気にいて同一車種で借り続けるなら自分で購入したほうが経済的かもしれません。
  • 希望ナンバー

オプションはこれだけです。

少し物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、世界のトヨタがリサーチした結果でしょう。

ナビをあれこれ、オプションをあれこれ選ぶということにユーザーが価値を感じなくなってきているのだと思います。

オプションを選ぶ、何を付けるかよりも、車でどんなライフスタイルを提案できるか?

モノからコトにシフトをしているということでしょう。

だから、今の顧客ニーズは、よりシンプルに使いやすく、わかりやすいサービスということ。

 

新車購入は、選べる楽しさ、喜びを提供。購入するプロセスと所有の喜び。お気に入りの愛車が主役。

 

サブスクKINTOは、シンプルで分かりやすい。所有する喜びよりも、使い方の自由。顧客のライフスタイルが主役。

 

無駄なオプションをつけてしまうこともなく、お財布に優しいです。

選択に迷うこともないので、WEBで申し込みが完結できてしまう。

今の時代にピッタリですね。

 

支払方法

個人は、クレジットカード


法人は、銀行口座から毎月引落し

これまでは、車の購入でのクレジットカード使用は制限がありました。

キャッシュレス決済のニーズも低い時代では、商品を提供する企業側もそれほど問題なかった。

2019年キャッシュレス決済のポイント還元の施策が打ち出されて以降、

商品選びと同時に、買い方や支払い方法に消費者の関心が移っている。

そんな中で、今まで通りのリース審査やローン審査という手段は、

面倒であり、消費者の購買意欲を下げる原因なのかもしれません。

 

クレジットカードで車に乗れる時代

がようやく来たという感じです。

 

ご自分ののクレジットカードのポイントがザクザク溜まります。

お買い物上手、家計簿を付ける人にとっても、

購入履歴が残るクレジットカードやキャッシュレス決済は嬉しいです。

税金も、保険も、電気料金もクレジットカードで支払う時代。

そんな時代にマッチした、車のサブスクでのクレジットカード払いです。

それに加えてKINTO独自の愛車ポイントが溜まっていきますので魅力的です。

 

月間走行距離制限

月1500km、3年間54,000km

距離制限がありますから、たくさん走る営業車としては不向きかもしれません。

でも、一般ユーザーであれば、年間18,000kmあれば十分です。

ただ、距離制限を超えた場合の超過制空金額が明確になっているので安心です。
トヨタ車で超過1kmあたり11円(税込)
レクサス車で超過1kmあたり22円(税込)

とにかく、不明な点を徹底的に排除するサービス設計になっていますね!

 

ちなみに、車の走行距離は、スマホでいうデータ容量(ギガ)みたいなもの。

いずれは、通信事業者のような料金体系になるかもしれないです。

走った分だけとか、距離無制限とか。

サービス拡充するKINTOに目が離せないですね。

 

高級レクサス限定の「KINTO FLEX」

月額定額制で3年3台又は3年6台のレクサス車に乗り換えできるサブスクリプション。

こちらの価格設定は非常にシンプルです。

3年6台プラン 月額198,000円

3年3台プラン 月額176,000円

これだけです。simple is best ということです。

借り入れもなく、しっかり利益を出している法人や個人事業主さんに利用されそうです。

都心のタワーマンションや高級マンションに支払ている予算を

少し、車にシフトするだけです。

KINTO FLEXのライバルは、自動車メーカーではなく不動産なのかもしれないですね。

 

利用車種

2020年5月時点で6車種から選べる

レクサス
ES300h versionL
IS300h F SPORT
RC300h F SPORT
RX450h versionL
NX300h F SPORT
UX250h F SPORT

各車種ともにボディーカラーを選べる。
毎回車種を変えることもできるし、同じ車種でカラーバリエーションを楽しむことができる。

納車までに、次の車を選択しておくというのもなんだか贅沢ですね。

6回プランだとどんどん車が変わっていくので、ショッピングに行くと駐車場で迷子になるかもしれないですね。

年に1台、半年で1台乗り換えていくプランですから、故障修理についてはほとんど気にしなくて済みます。

 

支払方法

KINTO ONEと違い、こちらは口座振替のみです。流石に高額なためでしょう。

法人で高級車を所有するのは負担が大きいし、リースなら自動車保険に多額の出費がかかるので事故のリスクが消えません。

KINTO FLEXならほとんどメンテナスいらずで、半年ごとに乗り換えに行くだけ。

簡単な事務手続きだけで、常に新しい車が提供されるため、税務上の手続きもいらない。

簡単便利に高級車が利用できます。

 

月間走行距離制限

3年3台プラン 月1,500km、1年間18,000km
3年6台プラン 月1,500km、6か月9,000km

高級レクサスが乗り放題という感じのKINTO FLEXは、利用できる人が限られますが、需要が見込めるからサービスをスタートしたのでしょう。一台の車を所有し乗り続けるというライフスタイルが変わりつつありますね。

中古車も店舗を限定してトライアル中

新車には手が届かないという方に、中古車も準備する用意があるようです。現在は1店舗のみのトライアル中ですが、KINTOのサブスク1周目が過ぎた3年後には、KINTO契約終了車が増えてくるので楽しみですね。

KINTOの直売カーセンサー

まとめ

近年、個人リースが増えていましたが、価格が不明瞭であったり、解約時や返却時の査定減点の基準が明示されていないものも多くあり不安がありました。

そんな問題に一石を投じるサービスだと感じました。

トヨタとKINTOはそういうユーザーの不安に対して、徹底的に寄り添い不安を解消した素晴らしいサブスクだと思います。

今後はガソリン代なども含めて完全定額と月額が低料金で乗れるパッケージが用意されれば、より一層利用が進んでいくでしょう。

 

既存のディーラー各社がどのように差別化の戦略を取っていくのかも注目です。

当然、営業パーソンの存在価値が変革します。

値引き交渉がない新しい商談スタイルにいち早く舵を切れるか。

これからもトヨタから目が離せませんね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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